母:今度、オジさんの墓参りに行こうと思うんだけど。
僕:うん。
母:お墓、香川県にあるんだけど。
僕:うん。遠いね。
母:でしょ。
僕:あ、ああ、ああ。連れてけって事ね。
と言う訳で母親と嫁さんと3人で香川県は高松に行ってきました。行きは以前から、嫁が見たいといっていた瀬戸大橋を経由。帰りは高松から岡山県の倉敷にほど近い港へ繋がるカーフェリーを利用するコースです。高松ではアホほどウドンを喰らい、帰りに倉敷を散策するという、秋にピッタリな小旅行でした。
特に、この倉敷にオススメスポットがありまして。倉敷美観地区と言う地域なんですが、明治ロマンと言いますか、大正ロマンと言いますか、昔の白壁の時代の美しき日本の風景を保っている地域があります。そんなに大きな地域ではありませんし、これといった観光地も特に無い地域ですが、散策するには打ってつけの美しい町並みを見る事が出来ます。
特に僕なんて生粋の幕末マニアなんですね。幕末萌えなんです。「坂本龍馬萌え〜。」なんです。ですので、こういったロマン溢れる雰囲気が大好きでして、「願わくば、こんな所に住めたらなあ。ちょんまげの一つでも結って住めたらなあ。」と考えていたわけです。
とにかく、中国地方の玄関口、倉敷にお寄りの際は是非。美観地区。素敵ですよ。
そもそも、その時は夕方に美観地区に到着したので秋のこの頃はアっと言う間に暗くなりました。薄暗い美観地区もとっても素敵で良いんですけどもね。
僕:もう真っ暗だね。あれ?まだ6時か。日が沈むのが早くなったねえ。
母:そうね。夏だったら…夏だったらまだ
暑いのにねえ。
日の長さの話のハズだったんですけどもね。ウチの母親はちょいちょい言う事がおかしいんです。フェリーでも、30分くらい新聞を凝視してるかと思えば「メガネ忘れたからサッパリ見えん。」と言ったかと思うとフェリーの先端で当てたてのパーマを振り乱しつつ仁王立ちに、何してんのか聞くと
「番しようる。」
よろしくキャプテン。